2020年4月12日日曜日

復活

ルカ 24:1~8

1 週の初めの日の明け方早く、彼女たちは準備しておいた香料を持って墓に来た。

2 見ると、石が墓からわきに転がされていた。

3 そこで中に入ると、主イエスのからだは見当たらなかった。

4 そのため途方に暮れていると、見よ、まばゆいばかりの衣を着た人が二人《ふたり》、近くに来た。

5 彼女たちは恐ろしくなって、地面に顔を伏せた。すると、その人たちはこう言った。「あなたがたは、どうして生きている方を死人の中に捜すのですか。

6 ここにはおられません。よみがえられたのです。まだガリラヤにおられたころ、主がお話しになったことを思い出しなさい。

7 人の子は必ず罪人たちの手に引き渡され、十字架につけられ、三日目によみがえると言われたでしょう。」

8 彼女たちはイエスのことばを思い出した。

2020年4月11日土曜日

苦難のしもべ

イザヤ書53:3-10

3 彼は蔑まれ、人々からのけ者にされ、悲しみの人で、病を知っていた。人が顔を背けるほど蔑まれ、私たちも彼を尊ばなかった。

4 まことに、彼は私たちの病を負い、私たちの痛みを担った。それなのに、私たちは思った。神に罰せられ、打たれ、苦しめられたのだと。

5 しかし、彼は私たちの背きのために刺され、私たちの咎のために砕かれたのだ。彼への懲らしめが私たちに平安をもたらし、その打ち傷のゆえに、私たちは癒やされた。

6 私たちはみな、羊のようにさまよい、それぞれ自分勝手な道に向かって行った。しかし、【主】は私たちすべての者の咎を彼に負わせた。

7 彼は痛めつけられ、苦しんだ。だが、口を開かない。屠り場に引かれて行く羊のように、毛を刈る者の前で黙っている雌羊のように、彼は口を開かない。

8 虐げとさばきによって、彼は取り去られた。彼の時代の者で、だれが思ったことか。彼が私の民の背きのゆえに打たれ、生ける者の地から絶たれたのだと。

9 彼の墓は、悪者どもとともに、富む者とともに、その死の時に設けられた。彼は不法を働かず、その口に欺きはなかったが。

10 しかし、彼を砕いて病を負わせることは【主】のみこころであった。彼が自分のいのちを代償のささげ物とするなら、末長く子孫を見ることができ、【主】のみこころは彼によって成し遂げられる。

2020年4月10日金曜日

受難日

ルカ23:33~43

33 「どくろ」と呼ばれている場所に来ると、そこで彼らはイエスを十字架につけた。また犯罪人たちを、一人《ひとり》は右に、もう一人《ひとり》は左に十字架につけた。

34 そのとき、イエスはこう言われた。「父よ、彼らをお赦しください。彼らは、自分が何をしているのかが分かっていないのです。」彼らはイエスの衣を分けるために、くじを引いた。

35 民衆は立って眺めていた。議員たちもあざ笑って言った。「あれは他人を救った。もし神のキリストで、選ばれた者なら、自分を救ったらよい。」

36 兵士たちも近くに来て、酸いぶどう酒を差し出し、

37 「おまえがユダヤ人の王なら、自分を救ってみろ」と言ってイエスを嘲った。

38 「これはユダヤ人の王」と書いた札も、イエスの頭の上に掲げてあった。

39 十字架にかけられていた犯罪人の一人《ひとり》は、イエスをののしり、「おまえはキリストではないか。自分とおれたちを救え」と言った。

40 すると、もう一人《ひとり》が彼をたしなめて言った。「おまえは神を恐れないのか。おまえも同じ刑罰を受けているではないか。

41 おれたちは、自分のしたことの報いを受けているのだから当たり前だ。だがこの方は、悪いことを何もしていない。」

42 そして言った。「イエス様。あなたが御国に入られるときには、私を思い出してください。」

43 イエスは彼に言われた。「まことに、あなたに言います。あなたは《今日@きょう》、わたしとともにパラダイスにいます。」

2020年4月9日木曜日

最後の晩餐

ルカ22:31~34

31 シモン、シモン。見なさい。サタンがあなたがたを麦のようにふるいにかけることを願って、聞き届けられました。

32 しかし、わたしはあなたのために、あなたの信仰がなくならないように祈りました。ですから、あなたは立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい。」

33 シモンはイエスに言った。「主よ。あなたとご一緒なら、牢であろうと、死であろうと、覚悟はできております。」

34 しかし、イエスは言われた。「ペテロ、あなたに言っておきます。今日、鶏が鳴くまでに、あなたは三度わたしを知らないと言います。」

2020年4月8日水曜日

終末の預言

ルカ21:8~19

8 イエスは言われた。「惑わされないように気をつけなさい。わたしの名を名乗る者が大勢現れて、『私こそ、その者だ』とか『時は近づいた』とか言います。そんな人たちの後について行ってはいけません。

9 戦争や暴動のことを聞いても、恐れてはいけません。まず、それらのことが必ず起こりますが、終わりはすぐには来ないからです。」

10 それから、イエスは彼らに言われた。「民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、

11 大きな地震があり、方々に飢饉や疫病が起こり、恐ろしい光景や天からの大きなしるしが現れます。

12 しかし、これらのことすべてが起こる前に、人々はあなたがたに手をかけて迫害し、会堂や牢に引き渡し、わたしの名のために、あなたがたを王たちや総督たちの前に引き出します。

13 それは、あなたがたにとって証しをする機会となります。

14 ですから、どう弁明するかは、あらかじめ考えない、と心に決めておきなさい。

15 あなたがたに反対するどんな人も、対抗したり反論したりできないことばと知恵を、わたしが与えるからです。

16 あなたがたは、両親、兄弟、親族、友人たちにも裏切られます。中には殺される人もいます。

17 また、わたしの名のために、すべての人に憎まれます。

18 しかし、あなたがたの髪の毛一本も失われることはありません。

19 あなたがたは、忍耐することによって自分のいのちを勝ち取りなさい。

2020年4月7日火曜日

ユダヤ人指導者との論争

ルカ20:19-26

19 律法学者たちと祭司長たちは、このたとえ話が自分たちを指して語られたことに気づいた。それでそのとき、イエスに手をかけて捕らえようとしたが、民を恐れた。

20 さて、機会を狙っていた彼らは、義人を装った回し者を遣わした。イエスのことばじりをとらえて、総督の支配と権威に引き渡すためであった。

21 彼らはイエスにこう質問した。「先生。私たちは、あなたがお話しになること、お教えになることが正しく、またあなたが人を分け隔てせず、真理に基づいて神の道を教えておられることを知っています。

22 ところで、私たちがカエサルに税金を納めることは、律法にかなっているでしょうか、いないでしょうか。」

23 イエスは彼らの悪巧みを見抜いて言われた。

24 「デナリ銀貨をわたしに見せなさい。だれの肖像と銘がありますか。」彼らは、「カエサルのです」と言った。

25 すると、イエスは彼らに言われた。「では、カエサルのものはカエサルに、神のものは神に返しなさい。」

26 彼らは、民の前でイエスのことばじりをとらえることができず、答えに驚嘆して黙ってしまった。

2020年4月6日月曜日

宮きよめ

ルカ 19:45~48

45 それからイエスは宮に入って、商売人たちを追い出し始め、

46 彼らに言われた。「『わたしの家は祈りの家でなければならない』と書いてある。それなのに、おまえたちはそれを『強盗の巣』にした。」

47 イエスは毎日、宮で教えておられた。祭司長たち、律法学者たち、そして民のおもだった者たちは、イエスを殺そうと狙っていたが、

48 何をしたらよいのか分からなかった。人々がみな、イエスのことばに熱心に耳を傾けていたからである。

復活

ルカ 24:1~8 1 週の初めの日の明け方早く、彼女たちは準備しておいた香料を持って墓に来た。 2 見ると、石が墓からわきに転がされていた。 3 そこで中に入ると、主イエスのからだは見当たらなかった。 4 そのため途方に暮れていると、見よ、まばゆいばかりの衣を着た人が二人《ふた...