2018年1月5日金曜日

ヨハネ3:1-21

ヨハネの福音書
3章

1,さて、パリサイ人の一人で、ニコデモという名の人がいた。ユダヤ人の議員であった。

2,この人が、夜、イエスのもとに来て言った。「先生。私たちは、あなたが神のもとから来られた教師であることを知っています。神がともにおられなければ、あなたがなさっているこのようなしるしは、だれも行うことができません。」

3,イエスは答えられた。「まことに、まことに、あなたに言います。人は、新しく生まれなければ、神の国を見ることはできません。」

4,ニコデモはイエスに言った。「人は、老いていながら、どうやって生まれることができますか。もう一度、母の胎に入って生まれることなどできるでしょうか。」

5,イエスは答えられた。「まことに、まことに、あなたに言います。人は、水と御霊によって生まれなければ、神の国に入ることはできません。

6,肉によって生まれた者は肉です。御霊によって生まれた者は霊です。

7,あなたがたは新しく生まれなければならない、とわたしが言ったことを不思議に思ってはなりません。

8,風は思いのままに吹きます。その音を聞いても、それがどこから来てどこへ行くのか分かりません。御霊によって生まれた者もみな、それと同じです。」

9,ニコデモは答えた。「どうして、そのようなことがあり得るでしょうか。」

10,イエスは答えられた。「あなたはイスラエルの教師なのに、そのことが分からないのですか。

11,まことに、まことに、あなたに言います。わたしたちは知っていることを話し、見たことを証ししているのに、あなたがたはわたしたちの証しを受け入れません。

12,わたしはあなたがたに地上のことを話しましたが、あなたがたは信じません。それなら、天上のことを話して、どうして信じるでしょうか。

13,だれも天に上った者はいません。しかし、天から下って来た者、人の子は別です。

14,モーセが荒野で蛇を上げたように、人の子も上げられなければなりません。

15,それは、信じる者がみな、人の子にあって永遠のいのちを持つためです。」

16,神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに世を愛された。それは御子を信じる者が、一人として滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。

17,神が御子を世に遣わされたのは、世をさばくためではなく、御子によって世が救われるためである。

18,御子を信じる者はさばかれない。信じない者はすでにさばかれている。神のひとり子の名を信じなかったからである。

19,そのさばきとは、光が世に来ているのに、自分の行いが悪いために、人々が光よりも闇を愛したことである。

20,悪を行う者はみな、光を憎み、その行いが明るみに出されることを恐れて、光の方に来ない。

21,しかし、真理を行う者は、その行いが神にあってなされたことが明らかになるように、光の方に来る。

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