2018年1月10日水曜日

ヨハネ5:1-18

ヨハネの福音書
5章

1,その後、ユダヤ人の祭りがあって、イエスはエルサレムに上られた。

2,エルサレムには、羊の門の近くに、ヘブル語でベテスダと呼ばれる池があり、五つの回廊がついていた。

3,その中には、病人、目の見えない人、足の不自由な人、からだに麻痺のある人たちが大勢、横になっていた。

5,そこに、三十八年も病気にかかっている人がいた。

6,イエスは彼が横になっているのを見て、すでに長い間そうしていることを知ると、彼に言われた。「良くなりたいか。」

7,病人は答えた。「主よ。水がかき回されたとき、池の中に入れてくれる人がいません。行きかけると、ほかの人が先に下りて行きます。」

8,イエスは彼に言われた。「起きて床を取り上げ、歩きなさい。」

9,すると、すぐにその人は治って、床を取り上げて歩き出した。ところが、その日は安息日であった。

10,そこでユダヤ人たちは、その癒やされた人に、「今日は安息日だ。床を取り上げることは許されていない」と言った。

11,しかし、その人は彼らに答えた。「私を治してくださった方が、『床を取り上げて歩け』と私に言われたのです。」

12,彼らは尋ねた。「『取り上げて歩け』とあなたに言った人はだれなのか。」

13,しかし、癒やされた人は、それがだれであるかを知らなかった。群衆がそこにいる間に、イエスは立ち去られたからである。

14,後になって、イエスは宮の中で彼を見つけて言われた。「見なさい。あなたは良くなった。もう罪を犯してはなりません。そうでないと、もっと悪いことがあなたに起こるかもしれない。」

15,その人は行って、ユダヤ人たちに、自分を治してくれたのはイエスだと伝えた。

16,そのためユダヤ人たちは、イエスを迫害し始めた。イエスが、安息日にこのようなことをしておられたからである。

17,イエスは彼らに答えられた。「わたしの父は今に至るまで働いておられます。それでわたしも働いているのです。」

18,そのためユダヤ人たちは、ますますイエスを殺そうとするようになった。イエスが安息日を破っていただけでなく、神をご自分の父と呼び、ご自分を神と等しくされたからである。

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