2018年1月12日金曜日

ヨハネ6:1-21

ヨハネの福音書
6章

1,その後、イエスはガリラヤの湖、すなわち、ティベリアの湖の向こう岸に行かれた。

2,大勢の群衆がイエスについて行った。イエスが病人たちになさっていたしるしを見たからであった。

3,イエスは山に登り、弟子たちとともにそこに座られた。

4,ユダヤ人の祭りである過越が近づいていた。

5,イエスは目を上げて、大勢の群衆がご自分の方に来るのを見て、ピリポに言われた。「どこからパンを買って来て、この人たちに食べさせようか。」

6,イエスがこう言われたのは、ピリポを試すためであり、ご自分が何をしようとしているのかを、知っておられた。

7,ピリポはイエスに答えた。「一人ひとりが少しずつ取るにしても、二百デナリのパンでは足りません。」

8,弟子の一人、シモン・ペテロの兄弟アンデレがイエスに言った。

9,「ここに、大麦のパン五つと、魚二匹を持っている少年がいます。でも、こんなに大勢の人々では、それが何になるでしょう。」

10,イエスは言われた。「人々を座らせなさい。」その場所には草がたくさんあったので、男たちは座った。その数はおよそ五千人であった。

11,そうして、イエスはパンを取り、感謝の祈りをささげてから、座っている人たちに分け与えられた。魚も同じようにして、彼らが望むだけ与えられた。

12,彼らが十分食べたとき、イエスは弟子たちに言われた。「一つも無駄にならないように、余ったパン切れを集めなさい。」

13,そこで彼らが集めると、大麦のパン五つを食べて余ったパン切れで、十二のかごがいっぱいになった。

14,人々はイエスがなさったしるしを見て、「まことにこの方こそ、世に来られるはずの預言者だ」と言った。

15,イエスは、人々がやって来て、自分を王にするために連れて行こうとしているのを知り、再びただ一人で山に退かれた。

16,夕方になって、弟子たちは湖畔に下りて行った。

17,そして、舟に乗り込み、カペナウムの方へと湖を渡って行った。すでにあたりは暗く、イエスはまだ彼らのところに来ておられなかった。

18,強風が吹いて湖は荒れ始めた。

19,そして、二十五ないし三十スタディオンほど漕ぎ出したころ、弟子たちは、イエスが湖の上を歩いて舟に近づいて来られるのを見て恐れた。

20,しかし、イエスは彼らに言われた。「わたしだ。恐れることはない。」

21,それで彼らは、イエスを喜んで舟に迎えた。すると、舟はすぐに目的地に着いた。

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