2018年2月8日木曜日

ローマ3

ローマ人への手紙
3章
1,それでは、ユダヤ人のすぐれている点は何ですか。割礼に何の益があるのですか。
2,あらゆる点から見て、それは大いにあります。第一に、彼らは神のことばを委ねられました。
3,では、どうですか。彼らのうちに不真実な者がいたなら、その不真実は神の真実を無にするのでしょうか。
4,決してそんなことはありません。たとえすべての人が偽り者であるとしても、神は真実な方であるとすべきです。「それゆえ、あなたが告げるとき、あなたは正しくあられ、さばくとき、勝利を得られます」と書いてあるとおりです。
5,では、もし私たちの不義が神の義を明らかにするのなら、私たちはどのように言うべきでしょうか。私は人間的な言い方をしますが、御怒りを下す神は不義なのでしょうか。
6,決してそんなことはありません。もしそうなら、神はどのようにして世界をさばかれるのですか。
7,では、もし私の偽りによって神の真理がますます明らかにされて、神の栄光となるのなら、どうして私はなおも罪人としてさばかれるのですか。
8,「善をもたらすために悪を行おう」ということになりませんか。私たちがそう言っていると、ある者たちから中傷されています。そのように中傷する者たちが、さばきを受けるのは当然です。
9,では、どうなのでしょう。私たちにすぐれているところはあるのでしょうか。全くありません。私たちがすでに指摘したように、ユダヤ人もギリシア人も、すべての人が罪の下にあるからです。
10,次のように書いてあるとおりです。「義人はいない。一人もいない。
11,悟る者はいない。神を求める者はいない。
12,すべての者が離れて行き、だれもかれも無用の者となった。善を行う者はいない。だれ一人いない。」
13,「彼らの喉は開いた墓。彼らはその舌で欺く。」「彼らの唇の下にはまむしの毒がある。」
14,「彼らの口は、呪いと苦みに満ちている。」
15,「彼らの足は血を流すのに速く、
16,彼らの道には破壊と悲惨がある。
17,彼らは平和の道を知らない。」
18,「彼らの目の前には、神に対する恐れがない。」
19,私たちは知っています。律法が言うことはみな、律法の下にある者たちに対して語られているのです。それは、すべての口がふさがれて、全世界が神のさばきに服するためです。
20,なぜなら、人はだれも、律法を行うことによっては神の前に義と認められないからです。律法を通して生じるのは罪の意識です。
21,しかし今や、律法とは関わりなく、律法と預言者たちの書によって証しされて、神の義が示されました。
22,すなわち、イエス・キリストを信じることによって、信じるすべての人に与えられる神の義です。そこに差別はありません。
23,すべての人は罪を犯して、神の栄光を受けることができず、
24,神の恵みにより、キリスト・イエスによる贖いを通して、価なしに義と認められるからです。
25,神はこの方を、信仰によって受けるべき、血による宥めのささげ物として公に示されました。ご自分の義を明らかにされるためです。神は忍耐をもって、これまで犯されてきた罪を見逃してこられたのです。
26,すなわち、ご自分が義であり、イエスを信じる者を義と認める方であることを示すため、今この時に、ご自分の義を明らかにされたのです。
27,それでは、私たちの誇りはどこにあるのでしょうか。それは取り除かれました。どのような種類の律法によってでしょうか。行いの律法でしょうか。いいえ、信仰の律法によってです。
28,人は律法の行いとは関わりなく、信仰によって義と認められると、私たちは考えているからです。
29,それとも、神はユダヤ人だけの神でしょうか。異邦人の神でもあるのではないでしょうか。そうです。異邦人の神でもあります。
30,神が唯一なら、そうです。神は、割礼のある者を信仰によって義と認め、割礼のない者も信仰によって義と認めてくださるのです。
31,それでは、私たちは信仰によって律法を無効にすることになるのでしょうか。決してそんなことはありません。むしろ、律法を確立することになります。

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