2018年4月2日月曜日

ルカ2:1-24

ルカの福音書
2章
1,そのころ、全世界の住民登録をせよという勅令が、皇帝アウグストゥスから出た。
2,これは、キリニウスがシリアの総督であったときの、最初の住民登録であった。
3,人々はみな登録のために、それぞれ自分の町に帰って行った。
4,ヨセフも、ダビデの家に属し、その血筋であったので、ガリラヤの町ナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。
5,身重になっていた、いいなずけの妻マリアとともに登録するためであった。
6,ところが、彼らがそこにいる間に、マリアは月が満ちて、
7,男子の初子を産んだ。そして、その子を布にくるんで飼葉桶に寝かせた。宿屋には彼らのいる場所がなかったからである。
8,さて、その地方で、羊飼いたちが野宿をしながら、羊の群れの夜番をしていた。
9,すると、主の使いが彼らのところに来て、主の栄光が周りを照らしたので、彼らは非常に恐れた。
10,御使いは彼らに言った。「恐れることはありません。見なさい。私は、この民全体に与えられる、大きな喜びを告げ知らせます。
11,今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。
12,あなたがたは、布にくるまって飼葉桶に寝ているみどりごを見つけます。それが、あなたがたのためのしるしです。」
13,すると突然、その御使いと一緒におびただしい数の天の軍勢が現れて、神を賛美した。
14,「いと高き所で、栄光が神にあるように。地の上で、平和がみこころにかなう人々にあるように。」
15,御使いたちが彼らから離れて天に帰ったとき、羊飼いたちは話し合った。「さあ、ベツレヘムまで行って、主が私たちに知らせてくださったこの出来事を見届けて来よう。」
16,そして急いで行って、マリアとヨセフと、飼葉桶に寝ているみどりごを捜し当てた。
17,それを目にして羊飼いたちは、この幼子について自分たちに告げられたことを知らせた。
18,聞いた人たちはみな、羊飼いたちが話したことに驚いた。
19,しかしマリアは、これらのことをすべて心に納めて、思いを巡らしていた。
20,羊飼いたちは、見聞きしたことがすべて御使いの話のとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。
21,八日が満ちて幼子に割礼を施す日となり、幼子の名はイエスとつけられた。胎内に宿る前に御使いがつけた名である。
22,そして、モーセの律法による彼らのきよめの期間が満ちたとき、両親は幼子をエルサレムに連れて行った。
23,それは、主の律法に「最初に胎を開く男子はみな、主のために聖別された者と呼ばれる」と書いてあるとおり、幼子を主に献げるためであった。
24,また、主の律法に「山鳩一つがい、あるいは家鳩のひな二羽」と言われていることにしたがって、いけにえを献げるためであった。

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