2018年4月2日月曜日

ルカ1:24-56

ルカの福音書
1章
24,25,しばらくして、妻エリサベツは身ごもった。そして、「主は今このようにして私に目を留め、人々の間から私の恥を取り除いてくださいました」と言い、五か月の間、安静にしていた。
26,さて、その六か月目に、御使いガブリエルが神から遣わされて、ガリラヤのナザレという町の一人の処女のところに来た。
27,この処女は、ダビデの家系のヨセフという人のいいなずけで、名をマリアといった。
28,御使いは入って来ると、マリアに言った。「おめでとう、恵まれた方。主があなたとともにおられます。」
29,しかし、マリアはこのことばにひどく戸惑って、これはいったい何のあいさつかと考え込んだ。
30,すると、御使いは彼女に言った。「恐れることはありません、マリア。あなたは神から恵みを受けたのです。
31,見なさい。あなたは身ごもって、男の子を産みます。その名をイエスとつけなさい。
32,その子は大いなる者となり、いと高き方の子と呼ばれます。また神である主は、彼にその父ダビデの王位をお与えになります。
33,彼はとこしえにヤコブの家を治め、その支配に終わりはありません。」
34,マリアは御使いに言った。「どうしてそのようなことが起こるのでしょう。私は男の人を知りませんのに。」
35,御使いは彼女に答えた。「聖霊があなたの上に臨み、いと高き方の力があなたをおおいます。それゆえ、生まれる子は聖なる者、神の子と呼ばれます。
36,見なさい。あなたの親類のエリサベツ、あの人もあの年になって男の子を宿しています。不妊と言われていた人なのに、今はもう六か月です。
37,神にとって不可能なことは何もありません。」
38,マリアは言った。「ご覧ください。私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおり、この身になりますように。」すると、御使いは彼女から去って行った。
39,それから、マリアは立って、山地にあるユダの町に急いで行った。
40,そしてザカリヤの家に行って、エリサベツにあいさつした。
41,エリサベツがマリアのあいさつを聞いたとき、子が胎内で躍り、エリサベツは聖霊に満たされた。
42,そして大声で叫んだ。「あなたは女の中で最も祝福された方。あなたの胎の実も祝福されています。
43,私の主の母が私のところに来られるとは、どうしたことでしょう。
44,あなたのあいさつの声が私の耳に入った、ちょうどそのとき、私の胎内で子どもが喜んで躍りました。
45,主によって語られたことは必ず実現すると信じた人は、幸いです。」
46,マリアは言った。「私のたましいは主をあがめ、
47,私の霊は私の救い主である神をたたえます。
48,この卑しいはしために目を留めてくださったからです。ご覧ください。今から後、どの時代の人々も私を幸いな者と呼ぶでしょう。
49,力ある方が、私に大きなことをしてくださったからです。その御名は聖なるもの、
50,主のあわれみは、代々にわたって主を恐れる者に及びます。
51,主はその御腕で力強いわざを行い、心の思いの高ぶる者を追い散らされました。
52,権力のある者を王位から引き降ろし、低い者を高く引き上げられました。
53,飢えた者を良いもので満ち足らせ、富む者を何も持たせずに追い返されました。
54,主はあわれみを忘れずに、そのしもべイスラエルを助けてくださいました。
55,私たちの父祖たちに語られたとおり、アブラハムとその子孫に対するあわれみをいつまでも忘れずに。」
56,マリアは、三か月ほどエリサベツのもとにとどまって、家に帰った。

0 件のコメント:

コメントを投稿

復活

ルカ 24:1~8 1 週の初めの日の明け方早く、彼女たちは準備しておいた香料を持って墓に来た。 2 見ると、石が墓からわきに転がされていた。 3 そこで中に入ると、主イエスのからだは見当たらなかった。 4 そのため途方に暮れていると、見よ、まばゆいばかりの衣を着た人が二人《ふた...