2018年12月13日木曜日

マルコ7:14-37

マルコの福音書
7章
14,イエスは再び群衆を呼び寄せて言われた。「みな、わたしの言うことを聞いて、悟りなさい。
15,外から入って、人を汚すことのできるものは何もありません。人の中から出て来るものが、人を汚すのです。」
17,イエスが群衆を離れて家に入られると、弟子たちは、このたとえについて尋ねた。
18,イエスは彼らに言われた。「あなたがたまで、そんなにも物分かりが悪いのですか。分からないのですか。外から人に入って来るどんなものも、人を汚すことはできません。
19,それは人の心には入らず、腹に入り排泄されます。」こうしてイエスは、すべての食物をきよいとされた。
20,イエスはまた言われた。「人から出て来るもの、それが人を汚すのです。
21,内側から、すなわち人の心の中から、悪い考えが出て来ます。淫らな行い、盗み、殺人、
22,姦淫、貪欲、悪行、欺き、好色、ねたみ、ののしり、高慢、愚かさで、
23,これらの悪は、みな内側から出て来て、人を汚すのです。」
24,イエスは立ち上がり、そこからツロの地方へ行かれた。家に入って、だれにも知られたくないと思っておられたが、隠れていることはできなかった。
25,ある女の人が、すぐにイエスのことを聞き、やって来てその足もとにひれ伏した。彼女の幼い娘は、汚れた霊につかれていた。
26,彼女はギリシア人で、シリア・フェニキアの生まれであったが、自分の娘から悪霊を追い出してくださるようイエスに願った。
27,するとイエスは言われた。「まず子どもたちを満腹にさせなければなりません。子どもたちのパンを取り上げて、小犬に投げてやるのは良くないことです。」
28,彼女は答えた。「主よ。食卓の下の小犬でも、子どもたちのパン屑はいただきます。」
29,そこでイエスは言われた。「そこまで言うのなら、家に帰りなさい。悪霊はあなたの娘から出て行きました。」
30,彼女が家に帰ると、その子は床の上に伏していたが、悪霊はすでに出ていた。
31,イエスは再びツロの地方を出て、シドンを通り、デカポリス地方を通り抜けて、ガリラヤ湖に来られた。
32,人々は、耳が聞こえず口のきけない人を連れて来て、彼の上に手を置いてくださいと懇願した。
33,そこで、イエスはその人だけを群衆の中から連れ出し、ご自分の指を彼の両耳に入れ、それから唾を付けてその舌にさわられた。
34,そして天を見上げ、深く息をして、その人に「エパタ」、すなわち「開け」と言われた。
35,すると、すぐに彼の耳が開き、舌のもつれが解け、はっきりと話せるようになった。
36,イエスは、このことをだれにも言ってはならないと人々に命じられた。しかし、彼らは口止めされればされるほど、かえってますます言い広めた。
37,人々は非常に驚いて言った。「この方のなさったことは、みなすばらしい。耳の聞こえない人たちを聞こえるようにし、口のきけない人たちを話せるようにされた。」

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