2018年12月14日金曜日

マルコ8:1-21

マルコの福音書
8章
1,そのころ、再び大勢の群衆が集まっていた。食べる物がなかったので、イエスは弟子たちを呼んで言われた。
2,「かわいそうに、この群衆はすでに三日間わたしとともにいて、食べる物を持っていないのです。
3,空腹のまま家に帰らせたら、途中で動けなくなります。遠くから来ている人もいます。」
4,弟子たちは答えた。「こんな人里離れたところで、どこからパンを手に入れて、この人たちに十分食べさせることができるでしょう。」
5,すると、イエスはお尋ねになった。「パンはいくつありますか。」弟子たちは「七つあります」と答えた。
6,すると、イエスは群衆に地面に座るように命じられた。それから七つのパンを取り、感謝の祈りをささげてからそれを裂き、配るようにと弟子たちにお与えになった。弟子たちはそれを群衆に配った。
7,また、小魚が少しあったので、それについて神をほめたたえてから、これも配るように言われた。
8,群衆は食べて満腹した。そして余りのパン切れを取り集めると、七つのかごになった。
9,そこには、およそ四千人の人々がいた。それからイエスは彼らを解散させ、
10,すぐに弟子たちとともに舟に乗り、ダルマヌタ地方に行かれた。
11,すると、パリサイ人たちがやって来てイエスと議論を始めた。彼らは天からのしるしを求め、イエスを試みようとしたのである。
12,イエスは、心の中で深くため息をついて、こう言われた。「この時代はなぜ、しるしを求めるのか。まことに、あなたがたに言います。今の時代には、どんなしるしも与えられません。」
13,イエスは彼らから離れ、再び舟に乗って向こう岸へ行かれた。
14,弟子たちは、パンを持って来るのを忘れ、一つのパンのほかは、舟の中に持ち合わせがなかった。
15,そのとき、イエスは彼らに命じられた。「パリサイ人のパン種とヘロデのパン種には、くれぐれも気をつけなさい。」
16,すると弟子たちは、自分たちがパンを持っていないことについて、互いに議論し始めた。
17,イエスはそれに気がついて言われた。「なぜ、パンを持っていないことについて議論しているのですか。まだ分からないのですか、悟らないのですか。心を頑なにしているのですか。
18,目があっても見ないのですか。耳があっても聞かないのですか。あなたがたは、覚えていないのですか。
19,わたしが五千人のために五つのパンを裂いたとき、パン切れを集めて、いくつのかごがいっぱいになりましたか。」彼らは答えた。「十二です。」
20,「四千人のために七つのパンを裂いたときは、パン切れを集めて、いくつのかごがいっぱいになりましたか。」彼らは答えた。「七つです。」
21,イエスは言われた。「まだ悟らないのですか。」

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