2018年12月30日日曜日

マルコ15:27-47

マルコの福音書
15章
27,彼らは、イエスと一緒に二人の強盗を、一人は右に、一人は左に、十字架につけた。
29,通りすがりの人たちは、頭を振りながらイエスをののしって言った。「おい、神殿を壊して三日で建てる人よ。
30,十字架から降りて来て、自分を救ってみろ。」
31,同じように、祭司長たちも律法学者たちと一緒になって、代わる代わるイエスを嘲って言った。「他人は救ったが、自分は救えない。
32,キリスト、イスラエルの王に、今、十字架から降りてもらおう。それを見たら信じよう。」また、一緒に十字架につけられていた者たちもイエスをののしった。
33,さて、十二時になったとき、闇が全地をおおい、午後三時まで続いた。
34,そして三時に、イエスは大声で叫ばれた。「エロイ、エロイ、レマ、サバクタニ。」訳すと「わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか」という意味である。
35,そばに立っていた人たちの何人かがこれを聞いて言った。「ほら、エリヤを呼んでいる。」
36,すると一人が駆け寄り、海綿に酸いぶどう酒を含ませて、葦の棒に付け、「待て。エリヤが降ろしに来るか見てみよう」と言って、イエスに飲ませようとした。
37,しかし、イエスは大声をあげて、息を引き取られた。
38,すると、神殿の幕が上から下まで真っ二つに裂けた。
39,イエスの正面に立っていた百人隊長は、イエスがこのように息を引き取られたのを見て言った。「この方は本当に神の子であった。」
40,女たちも遠くから見ていたが、その中には、マグダラのマリアと、小ヤコブとヨセの母マリアと、サロメがいた。
41,イエスがガリラヤにおられたときに、イエスに従って仕えていた人たちであった。このほかにも、イエスと一緒にエルサレムに上って来た女たちがたくさんいた。
42,さて、すでに夕方になっていた。その日は備え日、すなわち安息日の前日であったので、
43,アリマタヤ出身のヨセフは、勇気を出してピラトのところに行き、イエスのからだの下げ渡しを願い出た。ヨセフは有力な議員で、自らも神の国を待ち望んでいた。
44,ピラトは、イエスがもう死んだのかと驚いた。そして百人隊長を呼び、イエスがすでに死んだのかどうか尋ねた。
45,百人隊長に確認すると、ピラトはイエスの遺体をヨセフに下げ渡した。
46,ヨセフは亜麻布を買い、イエスを降ろして亜麻布で包み、岩を掘って造った墓に納めた。そして、墓の入り口には石を転がしておいた。
47,マグダラのマリアとヨセの母マリアは、イエスがどこに納められるか、よく見ていた。

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