2018年5月19日土曜日

ルカ24:1-35

ルカの福音書
24章
1,週の初めの日の明け方早く、彼女たちは準備しておいた香料を持って墓に来た。
2,見ると、石が墓からわきに転がされていた。
3,そこで中に入ると、主イエスのからだは見当たらなかった。
4,そのため途方に暮れていると、見よ、まばゆいばかりの衣を着た人が二人、近くに来た。
5,彼女たちは恐ろしくなって、地面に顔を伏せた。すると、その人たちはこう言った。「あなたがたは、どうして生きている方を死人の中に捜すのですか。
6,ここにはおられません。よみがえられたのです。まだガリラヤにおられたころ、主がお話しになったことを思い出しなさい。
7,人の子は必ず罪人たちの手に引き渡され、十字架につけられ、三日目によみがえると言われたでしょう。」
8,彼女たちはイエスのことばを思い出した。
9,そして墓から戻って、十一人とほかの人たち全員に、これらのことをすべて報告した。
10,それは、マグダラのマリア、ヨハンナ、ヤコブの母マリア、そして彼女たちとともにいた、ほかの女たちであった。彼女たちはこれらのことを使徒たちに話したが、
11,この話はたわごとのように思えたので、使徒たちは彼女たちを信じなかった。
12,しかしペテロは立ち上がり、走って墓に行った。そして、かがんでのぞき込むと、亜麻布だけが見えた。それで、この出来事に驚きながら自分のところに帰った。
13,ところで、ちょうどこの日、弟子たちのうちの二人が、エルサレムから六十スタディオン余り離れた、エマオという村に向かっていた。
14,彼らは、これらの出来事すべてについて話し合っていた。
15,話し合ったり論じ合ったりしているところに、イエスご自身が近づいて来て、彼らとともに歩き始められた。
16,しかし、二人の目はさえぎられていて、イエスであることが分からなかった。
17,イエスは彼らに言われた。「歩きながら語り合っているその話は何のことですか。」すると、二人は暗い顔をして立ち止まった。
18,そして、その一人、クレオパという人がイエスに答えた。「エルサレムに滞在していながら、近ごろそこで起こったことを、あなただけがご存じないのですか。」
19,イエスが「どんなことですか」と言われると、二人は答えた。「ナザレ人イエス様のことです。この方は、神と民全体の前で、行いにもことばにも力のある預言者でした。
20,それなのに、私たちの祭司長たちや議員たちは、この方を死刑にするために引き渡して、十字架につけてしまいました。
21,私たちは、この方こそイスラエルを解放する方だ、と望みをかけていました。実際、そればかりではありません。そのことがあってから三日目になりますが、
22,仲間の女たちの何人かが、私たちを驚かせました。彼女たちは朝早く墓に行きましたが、
23,イエス様のからだが見当たらず、戻って来ました。そして、自分たちは御使いたちの幻を見た、彼らはイエス様が生きておられると告げた、と言うのです。
24,それで、仲間の何人かが墓に行ってみたのですが、まさしく彼女たちの言ったとおりで、あの方は見当たりませんでした。」
25,そこでイエスは彼らに言われた。「ああ、愚かな者たち。心が鈍くて、預言者たちの言ったことすべてを信じられない者たち。
26,キリストは必ずそのような苦しみを受け、それから、その栄光に入るはずだったのではありませんか。」
27,それからイエスは、モーセやすべての預言者たちから始めて、ご自分について聖書全体に書いてあることを彼らに説き明かされた。
28,彼らは目的の村の近くに来たが、イエスはもっと先まで行きそうな様子であった。
29,彼らが、「一緒にお泊まりください。そろそろ夕刻になりますし、日もすでに傾いています」と言って強く勧めたので、イエスは彼らとともに泊まるため、中に入られた。
30,そして彼らと食卓に着くと、イエスはパンを取って神をほめたたえ、裂いて彼らに渡された。
31,すると彼らの目が開かれ、イエスだと分かったが、その姿は見えなくなった。
32,二人は話し合った。「道々お話しくださる間、私たちに聖書を説き明かしてくださる間、私たちの心は内で燃えていたではないか。」
33,二人はただちに立ち上がり、エルサレムに戻った。すると、十一人とその仲間が集まって、
34,「本当に主はよみがえって、シモンに姿を現された」と話していた。
35,そこで二人も、道中で起こったことや、パンを裂かれたときにイエスだと分かった次第を話した。

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復活

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