2018年11月18日日曜日

ヤコブ1

ヤコブの手紙
1章
1,神と主イエス・キリストのしもべヤコブが、離散している十二部族にあいさつを送ります。
2,私の兄弟たち。様々な試練にあうときはいつでも、この上もない喜びと思いなさい。
3,あなたがたが知っているとおり、信仰が試されると忍耐が生まれます。
4,その忍耐を完全に働かせなさい。そうすれば、あなたがたは何一つ欠けたところのない、成熟した、完全な者となります。
5,あなたがたのうちに、知恵に欠けている人がいるなら、その人は、だれにでも惜しみなく、とがめることなく与えてくださる神に求めなさい。そうすれば与えられます。
6,ただし、少しも疑わずに、信じて求めなさい。疑う人は、風に吹かれて揺れ動く、海の大波のようです。
7,その人は、主から何かをいただけると思ってはなりません。
8,そういう人は二心を抱く者で、歩む道すべてにおいて心が定まっていないからです。
9,身分の低い兄弟は、自分が高められることを誇りとしなさい。
10,富んでいる人は、自分が低くされることを誇りとしなさい。富んでいる人は草の花のように過ぎ去って行くのです。
11,太陽が昇って炎熱をもたらすと、草を枯らします。すると花は落ち、美しい姿は失われます。そのように、富んでいる人も旅路の途中で消えて行くのです。
12,試練に耐える人は幸いです。耐え抜いた人は、神を愛する者たちに約束された、いのちの冠を受けるからです。
13,だれでも誘惑されているとき、神に誘惑されていると言ってはいけません。神は悪に誘惑されることのない方であり、ご自分でだれかを誘惑することもありません。
14,人が誘惑にあうのは、それぞれ自分の欲に引かれ、誘われるからです。
15,そして、欲がはらんで罪を生み、罪が熟して死を生みます。
16,私の愛する兄弟たち、思い違いをしてはいけません。
17,すべての良い贈り物、またすべての完全な賜物は、上からのものであり、光を造られた父から下って来るのです。父には、移り変わりや、天体の運行によって生じる影のようなものはありません。
18,この父が私たちを、いわば被造物の初穂にするために、みこころのままに真理のことばをもって生んでくださいました。
19,私の愛する兄弟たち、このことをわきまえていなさい。人はだれでも、聞くのに早く、語るのに遅く、怒るのに遅くありなさい。
20,人の怒りは神の義を実現しないのです。
21,ですから、すべての汚れやあふれる悪を捨て去り、心に植えつけられたみことばを素直に受け入れなさい。みことばは、あなたがたのたましいを救うことができます。
22,みことばを行う人になりなさい。自分を欺いて、ただ聞くだけの者となってはいけません。
23,みことばを聞いても行わない人がいるなら、その人は自分の生まれつきの顔を鏡で眺める人のようです。
24,眺めても、そこを離れると、自分がどのようであったか、すぐに忘れてしまいます。
25,しかし、自由をもたらす完全な律法を一心に見つめて、それから離れない人は、すぐに忘れる聞き手にはならず、実際に行う人になります。こういう人は、その行いによって祝福されます。
26,自分は宗教心にあついと思っても、自分の舌を制御せず、自分の心を欺いているなら、そのような人の宗教はむなしいものです。
27,父である神の御前できよく汚れのない宗教とは、孤児ややもめたちが困っているときに世話をし、この世の汚れに染まらないよう自分を守ることです。

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